
国内時計ブランドの人気時計メーカー、セイコー社製の「手巻き式懐中時計」をお売り頂きましたので、ご紹介です。
セイコーの鉄道時計「懐中時計」を買取

時代は昭和。
旧国鉄と呼ばれる、今のJRの車掌さんなどが主に愛用していたと言われる「鉄道時計」です。
写真でもお分かりの通り、電車の運行時に使われるため、遠目でも大きく見やすいインデックスが特徴の懐中時計です。
シルバーの文字盤に、シンプルな細長い針、6時位置のデイト表示。
「SEIKO」のロゴのみという、非常に凛とした、まとまりのある時計です。
当時の懐中時計の中身は、機械式手巻きムーブメントで、そこはセイコー社ですので時間が狂うこともあまりなく、この時計は旧国鉄時代に愛されていました。

旧国鉄時代に愛された、手巻き式懐中時計

ケースの素材は、ステンレススチール素材。
ref番号は、「7622-3000」でした。
ちなみに、この見やすくシンプルな文字盤デザインはそのままに、電池で動くクオーツ式となった現代の懐中時計が、現行のJR運転手にも使用されています。
この時計のムーブメント

17石の手巻きムーブメント。見ごたえは、正直ほぼありません。
予断ですが、91系の大きなキャリバーからクオーツに移り変わるまで、昭和47年~54年ごろまでは、過渡的に腕時計用キャリバー流用のモデルだらけです。
61系、63系、21石の6110-0010T、17石の6310-0010T、21石の6310-0020Tの、2系3機種と呼ばれるものがそうです。
ちなみに、耐磁性の関係から、クオーツの採用に国鉄は慎重になっていたようですね。

今回買取の懐中時計のまとめ
今回お買取のセイコーの懐中時計、写真でもお分かりの通り、文字盤・針・風防・ケース(小傷はあり)・ムーブメント(精度も状態も良好)すべてがグッドコンディションでした。
ストラップまで付いており、売値はほぼつかないだろうと思っておられたお客様の予想金額よりはるかに高値でお買取させて頂きました。
この懐中時計、現役時代は、どこかの鉄道で長く使われていたのかも知れませんね。
懐中時計を売るなら、エコステージ元町店へ
