スイスの名門時計ブランド「ラドー」は、日本では40年ほど前に、テレビのある番組で賞品として提供されていたため、中高年層~高齢者には馴染みのあるブランドです。
世界的な時計の祭典「バーゼルフェア」「ジュネーブサロン」にも出展しているブランドなので、腕時計の品質や価値は、一流ブランドと言えます。
ラドーのアンティーク時計とは
「ラドー(RADO)」は、今の若い世代には、あまり馴染みのないブランド名かもしれませんね。
しかし、50代以降の中高年層にとっては、高級時計のイメージが強く残っていることでしょう。
そんなラドーには、様々なペットネームやモデル名の時計が存在しますが、今ではネットオークション系はもちろん、当店の時計専門店「エコステージ元町店」を初めとする、アンティーク時計を買取したり販売したりする、いわゆる「時計専門店」も増えて、昔の古いラドーも入手しやすくなりました。
さて、これらのラドーは、いったいいくらほどで買取してもらえるのでしょうか。
ラドーのゴールデンホース系の買取価格
まずはこちらの、ラドーといえばという時計でもある「ゴールデンホース」。
当時の価格としては、同じラドーのダイヤスターの三分の一くらいで、ラドーの中では決して高級ラインではないですが、手頃さと(ロレックス的な)馴染みの良いデザインのおかげか、ラドーの顔であり、長い間生産されたベストセラーとしてその名を知らしめています。
この「ゴールデンホース」は玉数(生産数)が多いので全くレアとは言えませんし、毎日何本もオークションに流れてくるような、かなりありふれた時計ではあります。
ですが、コンディションの良い物ですと、1万円近くの買取金額になる場合もあります。
おおよその買取金額レンジは、「1000円~10000円ほど」といった感じです。
ラドーの超硬ケース系の買取金額
続いて、こちらの「超硬ケース」と呼ばれるケースを用いたモデルの場合。
ラドーは1962年に「タングステンカーバイド」を用いた、傷のつかない「超硬ケース」のダイヤスターを発表し、その独特の黒光りしたガッシリとした卵型のケースは、ラドーのアイコンとなりました。
ちなみに、超硬合金とは、ビッカース硬さが1000以上の合金のことを言い、タングステンカーバイドは1100~1700、チタンカーバイドが1500~1700と言われます。
比較としては、サファイヤガラスが2300、ステンレスが200以下、ダイヤモノドが7000~15000ということなので、いかに硬く、傷がつきにくいのかというのがイメージできます。
この「超硬ケース」を採用したモデルには、様々なネームが付いておりまして、この写真のものは「バルボア」というモデルです。
ちなみに、超硬ケースを採用した時計には、クロノメーター認定モデルやダイヤモンドがセットされたものもあります。
ラドーの超硬ケースモデルのおおよその買取金額レンジは、「1000円~15000円ほど」です。
ラドーのレディースモデルの買取金額
では、レディースモデルはどうなのでしょうか。
特別なダイヤモンドがセットされたモデルや、K18製などの貴金属ケースモデルでない限りは、先に挙げた「ゴールデンホース」や「超硬ケース」モデルには及ばない買取金額となる場合が多いです。
具体的には、SSケースで手巻きのもので「1000円~5000円」あたりの買取金額です。
ラドーの買取金額まとめ
ラドーの時計は、他の有名スイス製時計ブランドと比べると、買取価格は低めになっています。
ですが、コンディションが良好であったり、ラドーにも当然レアなモデルがありますので、そういったラドーは買取価格が上がります。
さらに、アンティーク時計のラドーは、その買いやすい価格も相まって、かなりの人気があります。
例えば竜頭が硬くて動かないものや、ガラスが割れているものでも、ラドーの時計であれば、買取が可能であったりもいたします。