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貴重なNIKKAN IMPERIALEのトランペットを買取

1965年から製造され、1966年3月1日~1971年頃まで販売されていた、ニッカン最後にして最高傑作のインペリアル、トランペットです。

ニッカンのトランペット

初期型は製造品番の冒頭2桁が製造年(西暦の下2桁)を示すのに対し、後期型は027又は028から始まる製造 品番となっているようです。

また、初期型はややくすんだ赤ベル(コマーシャルブロンズ:何物かよく分かりませんが・・・ゴールドブラスのよう な色合いですかね。)であるのに対し後期型は明らかにレッドブラスっぽい印象です。

なお、後期になればなるほ ど、赤味が増す印象です。

ニッカンのインペリアルの各部

この楽器、Nikkanがヤマハに吸収合併される直前、1966(昭和41)年から製造されはじめた「ニッカン インペリアル」系の楽器の1つで、他にもFlute、Clarinet、Alto Sax、Tenor Sax、Cornet、Horn(B♭、F)、Tenor Trombone、Bass Trombone、Euphonium、B♭Bassが造られています。

ヤマハは、1965年に管楽器の製造を開始(日管吸収)、1966年にシルキーと業務提携、1969年に量産ラインを完成、1970年にカスタムラインを完成(ヤマハトランペット元年)という流れの中で、1965~66年のニッカンベースのプロジェクトをYTR-Ⅰ、1966~69年のシルキーベースのプロジェクトをYTR-Ⅱとしています。

ニッカンのインペリアルの刻印
ニッカンのインペリアルの刻印

これがベル刻印です。

この「Nikkan Imperiale」は、日管がヤマハとの吸収合併を前にして、最後に造り上げた意地の結晶とも言える楽器なんですよね。この楽器を元に、ヤマハ初の金管楽器となるYTR-1が造られるなど、それはそれは由緒正しき楽器。

「NIKKAN IMPAERIALE JAPAN」の刻印が施されています。しかもこの刻印、1本1本手彫りだったというから驚き。刻印後にラッカーを塗装している様子です。

ニッカンのインペリアルの各部
ニッカンのインペリアルのシリアル
ニッカンのインペリアルの各部

ピストン周り。何と真鍮と洋銀を使った2ピースで出来ています。

表面に経年劣化等がありますが、貴重な当時の初期型インペリアルをお売りいただきました。

まとめ

このようなヴィンテージ楽器は、タンポンやラッカーなどの塗装状態や、凹みなどが少ないほうが、高価買取が可能です。

今回お売り頂きました初期型ニッカンのインペリアルは、市場での数も少なく、状態の良い物はさらに少ないモデルです。

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