ペルシャ絨毯の高貴さと価値
本日は、
ペルシャ絨毯をお売りいただきました!
玄関に使えるサイズです。
ペルシャ絨毯は、一品一品が手作りで製作されます。
織り子は、デザイナーが作成した製作図に従い、縦糸と横糸の交点(ノットといいます)に指定された色の糸を結んでははさみで切りそろえながら製作を進めます。
ノットは1平方メートルあたり高級品では100万以上にもなり、一枚を製作するのに熟練した織り子でも6か月から1年半かかるといわれています。
ペルシャ絨毯とは?
ペルシャ絨毯は、言わば床の上の芸術品。踏まれることによって魅力が増す、唯一無二の芸術でしょう。
同時に、生活品として人々との間に隔たりを設けず、機能性にも富んでいるのがペルシャ絨毯の愛される所以なのです。
イランが世界に誇るこの絨毯は、ペルシア王朝時代から織り継がれてきた、歴史の産物です。
ペルシャ絨毯に必要不可欠な素材はウールですが、一万年ほど前から続く遊牧生活においても、羊の存在が切り離せないものでした。 農耕の適さない西アジアの山岳地帯や砂漠では、羊を食べ、羊の乳からチーズを作り、そして羊毛で衣類やテントを作って生活をしてきたのです。
絨毯の正確な起源は明らかにされていませんが、遊牧生活を送る人々は、そのうちに糸を紡ぐ技術を手にし、敷物作りに反映されてゆきます。
また、イスラム教の発展なくしてペルシャ絨毯の普及は語ることができません。一日に五度の祈禱をひざまづいて行う人々にとって、小型の祈禱用絨毯の需要が高まりました。 モスクの増加にもともない大量の絨毯が使われるようになったのです。
こうしてイランの各地で、ペルシャ絨毯が次々に生産されるようになったのですが、特筆すべきは全て手織りで仕上がっていることです。
イラン産の絨毯であれ、機械で作られたものに「ペルシャ絨毯」という名前はつきません。 今やペルシャ絨毯は、数ある世界最高級品の中の代名詞のひとつでありますが、そこには本格的な技術の裏付けがあります。
染色や細かな織りの技術は、各地で長きにわたって受け継がれてきたものであり、卓越した技が完成するまでには長い年月が必要です。
美術工芸品として知られながら、全てがオリジナルであり、文様こそがペルシャ絨毯の命とも言えます。 機械化されたパターンでは決して味わうことのできない、技術者の習練された技は息をのむほど。 その文様の美しさは、宮廷画家がかつて描いたデザインを元にしているとも言われ、他にも神秘的で華麗な文様はごまんとあります。
一言にペルシャ絨毯といっても、その数や種類は多数に及びますので、
その辺りはネットでご検索ください。
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