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モーリス/moerisの銀製アンティーククロノ

おそらく1910年代あたりと思われる、MOERIS/モーリス社の初期の銀製ケース・クロノグラフ時計をお買取です。

美しい銀製ケースに収まった手巻きクロノグラフを買取

モーリスのアンティーク時計
モーリスのアンティーク時計の竜頭

モーリスという時計メーカー?

1893年にFritz Moeriが“MOERIS/モーリス”の前身となる、Moeri&Jeanneretという時計工房を開いたのが始まりだそうです。

日本でも戦前から主に懐中時計が大量に輸入され、戦後もスイス時計の中堅御三家(?)だったエニカやシーマ、モバードなどと並んで昭和20~30年代くらいまで人気のあったスイスの時計ブランド。

モーリスのポーセリン文字盤

このクロノグラフのすばらしいところは、後ほどご紹介する「ムーブメント」だけではありません。

この文字盤、こちら陶器製「ポーセリン」なんです。さらにブルースチール針も使われ、インデックスのアラビア数字もしっかり残っています。

モーリスのケース部分

ちなみに、このモーリス社ですが、1970年にTISSOT(ティソ)に合併吸収されたため現存しませんが、数々の特許を取得しながら成長し、1910年代にはクロノグラフやストップウォッチ等の複雑機構を兼ね揃えた時計を中心に取り扱い、当時としては最先端をいく企業だったとのこと。

現在の日本を代表するメーカー、セイコーやシチズンにムーブメントのパーツを供給していた時期もあり、知名度と影響力のあるメーカーでもあったようです。

さて、ケースは銀製「シルバー900」です。蓋つきで、懐中時計時代の名残がまだ色濃く残っています。

裏蓋にはしっかりとシルバー製のホールマークがあります。

銀のホールマーク
手巻きクロノグラフのムーブメント

この時計の魅力は、何といってもこの手巻きクロノグラフムーブメントでしょう。

パーツの面取り加工もされており、見栄えもそこそこで、丁寧に仕上げてあります。

手巻きクロノのムーブメント
ムーブメントのアップ

Oh暦は不明ですが、この時計は丁寧に扱われていたと見受けられます。

ゼンマイを巻くと普通に動作します。

この年代にしては、かなり良いコンディションでお売り頂きました。

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